ギョサンが出来るまで

こちらのページではギョサンが出来るまでをご紹介したいと思います。


奈良県御所市にある丸中工業所(PEARL印)に訪れました。右の建物が抽出の建物、左が仕上げと梱包の建物です。
ご注意
一般・店舗の方への卸・小売りは行っておりません。
商品に関するお問い合わせ、ご注文は当店までお願い致します。
また工場見学も通常は行っておりません迷惑となりますのでお問い合わせ等は当店の方へお願いいたします。


原料


ギョサンの原材料ペレットです。ゴムではなく樹脂だそうです。
発泡材が混合されており空気で素材を膨張し製品を軽くします。この色が製品のカラーとなります。
ちなみにこれは「ターコイズ」、この1袋で50足位作れるそうです。



射出マシーン


金型へ抽出する為の機械です。右手前の黒と黄色のホースから原材料(ペレット)を吸い上げます。材料を溶かすと同時に圧縮しながら金型へ注出します。ちなみにこの機械大型で1千万円位。。。このような機械が8台ほどありました。



バキューム


ホースの先端(金属部分)が原材料に刺さっています。掃除機のようなものですね。この色は薄ピンク。



射出注入


圧縮された時の金型の部分です。青いホースは水が通っていて瞬間的に冷やす為の物です。



取り出し


抽出後金型を開いて製品を取り出します。写真のように左右1足ずつ作られていきます。この時点では、できたて熱々の状態です。


反対から見た図です。底側部分の金型が見えます。この金型(パターン)のおかげで滑りにくいのです!



空気抜き


型から取り出した商品をチェックします。バリを切って、3箇所程千枚通しで穴をあけ中に溜った空気を抜きます。空気を抜かないとフワフワになり歪な形になってしまうそうです。素早く研ぎすまされた熟練の作業です。



粉砕機


バリ取りで出たカスは粉砕機により粉々にされます。これを再び材料とし使います。無駄を出さない!ecoですね。



冷却


通気性の良い金網で出来た棚に並べ冷却します。この時点ではまだ熱々でグニョグニョな状態です。



最終仕上げ


鉄の棒に3足ずつ釣り下げられ上薬を吹き付けます。この作業により光沢が付きます。海外製品では省かれることが多いようです。この一手間が国産の証しです。ギョサンの裏にある2つならんだ穴はこの為にあるのです。



金型


金型置き場にあった男性用Lサイズの金型です。この型には大変お世話になっています。かなりの重量があるので成型機に取り付ける際はウィンチを使い移動します。ちなみにこの型1つで乗用車が買える位の値段だそうです。



梱包


吹き付けられた商品は乾かされ出荷場に移動。通常は1つの段ボールに10足が色込み・サイズ込みで梱包されます。当店の限定の場合は1つの色・サイズで1箱で出荷されてきます。


出荷待ちの完成品が積み上げられていました。


機械1台で約1分で1足の発泡樹脂サンダルが製産出来るそうです。と言う事は1時間で60足1日500足位で8台稼動して・・・。。。
今後もニーズに即した製品・カラーを製産していただける事を約束して参りました!
丸中工業所の皆様、快く取材にご協力して頂き有り難うございました!


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